こういった悩みを解決していきます。
本記事を書いている筆者について
この記事を書いているKikuchiは、令和元年10月に通っていた岩手大学理工学部を入学から1年半で中退し、放送大学へ編入しました。
現在は、生活と福祉コースに所属し学士修得を目指して勉強しながら、ブログを書いています。
「大学を中退するまでの流れを知りたい…。」
今、大学を退学しようと思っている方はこんな悩みを抱いているのではないでしょうか?
今回は実際に大学を中退した経緯があるKikuchiが、どのような流れで大学を退学していったのか当時の体験談をもとに記事を書きました。
記事では、大学を退学するまでの流れや手続きの注意点などについてお伝えしていきますので、大学を中退しようと思っている方は最後までじっくりご覧下さい。
早速、解説していきます。
大学を退学するまでの流れ
ざっくりとした流れは以下の通り。
・その①:親への説得
・その②:大学へ退学届をもらいに行く
・その③:退学届に必要事項を記入
・その④:担任との面談
・その⑤:退学届の提出
その①:親への説得
まずあなたが「大学を中退する」と決めたら、親へ事情を説明し納得してもらう必要があります。(一番ここが肝心で大変な所)
なぜならば、退学届には必ず「親の同意」が必要だから。
親に黙って勝手に大学を退学することはできませんし、もし勝手に親になりすましサインをして提出したら文書偽造の犯罪行為になります。
親を説得するのはとても緊張したり不安があるかもしれませんが、大学を中退するにあたり誰しもが通らないといけない最大の関門なのです。
ちなみに親へ説明する際は「なぜ大学を中退したいのか?」「中退した後はどうするのか?」この2点を具体的に説明しましょう。
(Kikuchiが大学を中退しようと決断した理由については、国立大学を1年半で辞めて放送大学へ編入したら変化した3つのことをご覧ください。)
その②:大学へ退学届をもらいに行く
親へ大学を中退することを納得してもらったら、大学へ退学届をもらいに行きます。
大学によって退学届をもらえる場所は異なるでしょうが、Kikuchiの通っていた大学では学生課でもらうことが出来ました。
僕が学生課の担当窓口に行ったら30代くらいの女性の方が、対応してくれました。
「今度退学するので、退学届をもらいにきました」と言うと、まずは学生番号と所属学部・コース、名前を紙に記入して下さいと言われたので記入。
そうすると、退学届と退学届の書き方がかかれたプリント、大学のアンケート用紙を渡してくれました。
その後は退学届を書く際の注意事項や担当教員と面談が必要(その③・④で解説)であるとの説明を受けて、
退学する期日について、大学を辞める理由をそれぞれ聞かれたので「9月30日でお願いします」「他の大学に転学します」と答えました。
その③:退学届に必要事項を記入
退学届に記入する必要事項は、以下の通り。
退学届に記入する必要事項
・学生の基本情報(氏名や学籍番号、所属学部・コース)
・退学する理由
・親のサイン(はんこ)
・担当教員のサイン(はんこ)
▼ちなみに渡された退学届は、こんな感じです。(画像は高校の退学届ですが…)
退学届の用紙を渡された時に窓口の人からは、「一身上の都合により退学」と理由の箇所に書くのはNGであるということを言われました。
大学によってはそう書くように言われる場合もあるようですが、僕の通っていた大学では「退学する理由は具体的に書きなさい」ということなんですね。
その④:担任との面談
退学届の中には、僕が所属する学科の担当教員のサイン(はんこ)をもらう必要があります。
もっと具体的に言うと、担当教員の研究室に行って面談をしなければなりません。
担当教員と面談する時には、事前にメールでアポイントメントをとる必要があります。
ちなみにKikuchiは、以下の感じで教員へメールを送りました。
突然のメール失礼いたします。
○○部○○学科○年 ○○○○です。
今後の大学生活について、ご相談があります。
つきましては、いつならば面談することが可能でしょうか。
お忙しい中恐れ入りますが、ご確認いただけますようお願いたします。
○○大学○○部○○学科
○年 ○○○○
メール:○○○○
電話番号:○○○○
このように連絡したところ、3~4日後に「今週金曜日の午前11時か、来週火曜日の午前10時ならば空いているから面談できる」と返信が。
僕は今週金曜日の午前11時で面談をお願いし、当日を迎えました。
Kikuchiが退学したのは9月の夏休み期間中だったため、教員は学会の発表会に出席ならず忙しい期間でした。長期休みの期間は大学に不在の時が多いので、早めのうちに面談日程を決めた方が良いです。
わざわざ、忙しい期間に合間を縫って面談してくれたことは今でも本当に感謝しています。
担当教員との面談では、「なんで中退しようと思ったのか?」「中退した後はどうするか?」といったある程度予想していた質問から、「放送大学ってどんな大学なの?」といったことまで聞かれました。
まあ、ほぼ雑談的な感じでしたね。しまいには、なぜか大学の入試制度の欠点を教員が愚痴るという中退の話から脱線していましたが…。
だいだい40分くらい雑談、もとい面談をしてようやっと退学届に判子を押してくれました。
正直、この面談に意味があるのか疑問ですが、規則なので仕方がないんでしょうね。「教員も大変だな」と私が言うのもなんですが、そう感じました。
その⑤:退学届の提出
担当教員から「退学して良い」との判子をもらったら後は、退学届をもらった学生課の窓口に提出するだけ。
僕は、面談をして判子をもらったその日にもう窓口に退学届を提出しました。
提出したら窓口の担当者が、退学届に記入漏れやミスがないかをチェック。特にミスもなく、簡単に受理されました。
これで大学の退学手続きは完了ですが、退学届が受理された後、3週間~4週間くらいすると大学から「退学許可証」が郵便で送られてきます。
▼Kikuchiの退学許可証
なおこの「退学許可証」は、就職時に使う場合もあるとのことでしたので、必ず大事に保管しておきましょう。
退学手続きをする際の3つの注意点
以下の3つに気を付けて下さい。
①:奨学金と大学生協の手続き
②:学費の支払い有無
③:各種証明書の発行日数
①:奨学金と大学生協の手続き
奨学金を借りる必要はもうないですし、大学生協では主に学生総合共済(保険)に関する解約手続きをする必要があります。
奨学金・大学生協どちらの場合でも同じく、担当窓口に行って「今度、退学するんですけど…」と伝えましょう。
係りの人が銀行口座への振込み停止の手続きを行う書類をくれるので、その手順通りに手続きをすればOK。
手続きが完了したら、7か月後の27日から奨学金の返済がスタートします。(返済の猶予制度も減額制度があります。)
②:学費の支払い有無
退学期日が9月30日、3月31日のいずかの日を指定した場合、次学期に授業料が発生しないように早めのうちに退学手続きを行いましょう。
提出期限は大学によって異なると思うので、最低でも退学期日の1週間~10日前までに手続きを完了しておくことをオススメします。
③:各種証明書の発行日数
主に他の大学へ編入する方は、単位修得証明書や在籍期間証明書が必要になる場合があります。
単位修得証明書と在籍期間証明書の発行について、Kikuchiの大学では1週間程度かかると言われました。
なので、他の大学へ編入する方で単位修得証明書や在籍期間証明書が必要な場合は、証明書の発行日数がどれくらいかかるのか把握して早めのうちに発行してもらいましょう。
まとめ:やることが多いので期限に注意しましょう
今回は、大学を中退する流れと注意点について解説していきました。
大学を中退するには、退学届をただ書けばよいだけでなく、担当教員との面談や奨学金・大学生協の手続き、証明書の発行などやるべきことがたくさんあります。
特に退学届の提出期限は決められている場合があるので、期限をしっかりと守らなければ受理されず中退できないということにつながりかねません。
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。