こういった疑問にお答えするべく今回は、放送大学の奨学金について詳しく解説していきます。
本記事を書いている筆者について
結論から申し上げると、通信制大学である放送大学でも奨学金を借りることは可能です。
放送大学で借りれる2つの奨学金
- ①:日本学生支援機構
- ②:北野生涯教育振興会
借りられる金額や条件については、下で詳しく解説していきます。
それでは早速、見ていきましょう!
放送大学で借りることができるオススメな2つの奨学金
冒頭でも書きましたが、放送大学が借りられる奨学金は大きく分けて2つあります。
放送大学で借りられる奨学金
- ①:日本学生支援機
- ②:北野生涯教育振興会
その他にも、住んでいる都道府県・市区町村や民間の団体ごとにもらえる奨学金がありますが、本記事では上の2つの奨学金について詳しく解説していきます。
①:日本学生支援機構
放送大学の学生が日本学生支援機構(JASSO)から借りられる奨学金の金額や借りるための条件は、以下の通りです。
借りられる奨学金の金額(参考:放送大学 奨学金制度について)
- 第一種(無利子):88,000円(年1回のみ)
- 第二種(有利子):20,000円~120,000円から選択(年1回のみ)
奨学金を借りるための条件
- ①:全科履修生であること
- ②:面接授業の履修・授業への出席が必要
貸与期間は採用された年度限りですが、次年度以降も申請すれば奨学金を借りることができます。
ただし、以下の点に注意が必要です。
注意ポイント
- 修業年限内で最大4回までが借りれる限度です。
- 募集時期は毎年4月・10月の2回のみとなっています。
ちなみに日本学生支援機構では、大学院の方でも奨学金を借りることが出来ます。
借りられる奨学金の金額
修士課程 | 博士後期課程 | |
第一種(無利子) | 50,000円 or 88,000円(月額) | 80,000円 or 122,000円(月額) |
第二種(有利子) | 50,000円~150,000円の中から選択(月額) |
奨学金を借りるための条件
- ①:修士全科生 or 博士全科生であること
- ②:研究指導の履修と出席が必須
各課程の標準的な終業年限まで、継続申請することが可能となっています。
②:北野生涯教育振興会
こちらは民間団体の奨学金ですが、返還の必要がない「給付型奨学金」となっています。
借りられる奨学金の金額(参考:放送大学 奨学金制度について)
- 選科履修生と修士選科生:70,000円(1年限り)
- 修士履修生:200,000円(2年間)
奨学金を借りるための条件
- ①:選科履修生 or 修士選科生 or 修士履修生の学生である(4月入学生のみ)
- ②:30歳以上 or 職業に従事して実務経験5年以上の方
- ③:状況報告書や論文の提出あり
借りられる条件が日本学生支援機構より若干多いですが、特別に厳しい条件ではないと思います。
放送大学では奨学金の在学猶予が受けられる
放送大学では、日本学生支援機構から借りた奨学金の返済を猶予してもらう「在学猶予」を利用することができます。
入学前に日本学生支援機構(旧日本育英会)の奨学生であった学生は、日本学生支援機構所定の「在学届」を期日までに所属学習センターに提出するか、インターネット(スカラネット・パーソナル)より手続きすれば、放送大学在学中の返還が猶予されます。
ただし、在学猶予を受ける注意点もいくつかあります。
注意ポイント
- 対象学生は全科履修生 or 修士全科生 or 博士全科生
- 提出しなければならない「在学届」の有効期限は1年間(次年度以降も猶予を希望する場合は再度提出が必要。)
- 在学猶予を受けられる期間は通算10年まで
在学届の申請は、書面での申請かインターネットでの申請が可能です。
詳しい申請方法については、【10年返還猶予】放送大学で奨学金の在学猶予を申請する方法を解説の記事をご覧ください。
まとめ:奨学金は返済できる範囲でよく考えてから借りよう
今回は、放送大学で借りられる奨学金について解説していきました。
奨学金は、全ての学費を自分で払うことが難しい学生さんにとっては非常にありがたいものです。
一方で給付型を除いた奨学金は、卒業したら全額返さなければなりません。つまり私たち学生は、奨学金という名の借金をしているのです。
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以上、最後までご覧いただきありがとうございました。