このような悩みや不安を抱えている方、必見です。
本記事では、当サイト管理人Kikuchiが実際に大学を中退した話やその後の生活について知ることができます。
本記事の内容
・Kikuchiが大学を辞める決断をした3つの理由
・大学を中退した後、放送大学へ編入した3つの理由
・「大学を辞めたい」と僕が話したときの親の反応
・放送大学に入学して変化した3つのこと
本記事の信頼性
この記事を書いているKikuchiは、令和元年10月に通っていた岩手大学理工学部を入学から1年半で中退し、放送大学へ編入しました。
現在は、生活と福祉コースに所属し学士修得を目指して勉強しながら、ブログを書いています。
今回は、Kikuchiが大学を辞める決断をするまでに至った経緯や理由、中退後に放送大学へ入学して変化したことを詳しく語っていきたいと思います。
▼Kikuchiが大学を中退した際にもらった退学許可書
▼放送大学の入学許可書
今この記事を読んでいる人の多くは、「大学を中退しようかな…」と考えている人が多いのでしょう。
でも、以下の理由でなかなか大学を退学する決断が出来なくて踏みとどまっているのではないでしょうか?
・「大学中退=自分の甘え」と思ってしまい、気が重い。
・「親へなんて説明しようか…」と悩んでいる。
・「中退したらもう後戻りできない…」という将来的な不安。
結論から言うと大学を中退することは決して自分の甘えでもないですし、
・「なぜ大学を辞めたいのか」
・「大学を退学した後は何をするのか?」
この2つのポイントがはっきりとしていれば親も納得してくれます。
もちろん大学を中退したらもう後戻りはできませんが、大学辞めたからといって将来、就職できなくなるわけでもないのでそこまで不安がる必要もありません。
前置きが少し長くなりましたが、そろそろ本編の方を始めていきたいと思います。
Kikuchiが大学を辞める決断をした3つの理由
私が国立大学を中退する決断をした理由は、大きくまとめると以下の3つの理由からです。
私が大学を辞める決断をした3つの理由
①精神的にヤバくなったから
②授業がつまらない・ついていけなくなったから
③この大学に通学する意味を見失ったから
1つずつ見ていきましょう。
①精神的にヤバかったから
具体的に言うとこれは、主に「人間に関連すること」からきています。
自分の性格は、極度の人見知り。どれくらい人見知りかというと、
プライベートでスーパーにて買い物しているときや気分転換に散歩をしている際に学校や仕事の知り合いや顔見知りの方が視界の隅に少しでも入ったら、
その場から逃げるか、視線を絶対合わせないようにして気付いていないフリをするというくらい。
なので当時通っていた大学では当然、ぼっちでした。
ぼっちだったのには自分の人見知りな性格も原因の1つですが、それ以外にも理由が。
周りのみんなは、大学に入学すると最初に行われる新入生歓迎会で友達を作るのですが、
僕は「午後から電車に乗って1時間かけて行くのもめんどくさいし、自由参加だから行かなくていいや」ということで参加せず。
その結果、案の定全く友達が出来ず。そんな状況の中、大学で初めて授業が開始する日に教室に入ると、すでにみんな友達が出来ていて楽しそうに喋っているのです。
ただ別にぼっちでいることに対して私はなんとも思っていませんでした。
高校時代からそこまでよく話す友達が多くなくてぼっちの時間も多かったですし、「めんどくさい人間関係するくらいならぼっちの方が良い」という考えが自分にあったからです。
友達がいることに憧れがないわけではありませんが、無理して作るほどではないんじゃないというのがこのころから僕の考えとして抱いていました。
「ぼっちでいる」ことより、「他人の視線」が怖かった
私が特にストレスを感じたのが、「他人の視線」でした。
大学って人が何百人単位でうじゃうじゃいるところ。とにかく、人の視線が気になって仕方がありませんでした。
別に私が何か悪いことや目立ったことをしたというわけではありません。ですが、人の視線が気になると当時の私は頭でこんなことを思っていました。
「うわ~、あいつぼっちだ。かわいそう…。」「あいつ、あの身長と顔で大学生なの?」「目つきが悪いわ~」
とにかく、自分のコンプレックスに関することを悪口として言われている・思っているのではないかと、妄想する感じです。
頭の中がそんなネガティブなことでいっぱいになったので、1年前期は何とか頑張りましたが、後期では人に会うことが怖くなり大学の教室に入れなくなります。
②授業がつまらない・ついていけなくなった
教室に入れなかったのは人の視線が怖いのも要因でしたが、私にとって授業がつまらなかったのも要因でした。
元々私は、教師や研究者を目指して大学に入学しました。だけど、入学してすぐ現実を思い知ります。
工業高校から奇跡的に入学できた私の学力じゃ授業についていけなかったのです。(高校から大学へ進学できた話は、別の記事で書きます。)
授業についていけないのであれば勉強すれば良いのですが、「余計に勉強するのが面倒くさい」と感じた私は全く勉強しません。
なので、授業で言っていることがチンプンカンプン。授業も全く面白くないことになり加えて人の視線が怖い。
これで、大学の授業をサボる原因が成立して僕は授業に出席する機会が減っていきました。
教室に入れなかったので、当時は丸一日図書館で時間を潰したり、街でぶらぶらしたり、時には県外で遊んでました。
よく遊びに行ったのが、青森県観光物産館アスパム。
ここの中にあるSweets Factory pampamさんのアップルパイが美味しくて、お金や時間をかけてでも月1回は、必ず通っていました。
③この大学に通学する意味を見失ったから
大学は自分で勉強を進めて、専門知識を深めるところ。
それなのに大学の授業をろくに出ずに遊んでいたので、当時の僕は「なんで大学に通っているんだろう?」と考えるようになります。
入学当初は、「大学院に行って研究者になりたい」「あわよくば教授になってノーベル賞をとる!」「教員免許をとって高校の教員になりたい」
などといった、ちゃんちゃらおかしい幻想を本気でしていましたが、現実は砂糖みたいに甘くはありません。
自分の学力じゃあ大学1年生の授業にすらついていけず、毎日勉強をサボっている僕にそんな大きなことを成し遂げられるのは宝くじの1等を当てるよりも難しいでしょう。
夢が破れて大学へ通う意味がない僕は、ここから大学を辞める決断をするのでありました。
大学を中退した後、放送大学へ編入した3つの理由
放送大学へ編入した理由は、以下3つの理由からです。
放送大学へ編入した3つの理由
①変化が欲しかった
②猶予期間が欲しかった
③大卒資格を取りたいから
1つずつ解説していきます。
①変化が欲しかった
一番の理由は、これですかね。
1年後期から2年前期まで約1年間、授業をサボって図書館での勉強や街を散歩したりと、時間を潰すのがそろそろ飽きてきたのです。
さすがに自分も「これはやばいな…」と焦りを感じるようになっていたので、現状の打開策を考えるようになります。当時考えた打開策は、以下の通り。
現状の打開策
①就職する
②※ブログ、FXで稼ぐ
③放送大学に編入する
・①就職する→お金を稼げるようなるが、とにかく怖い。それに加えて、まだまだ学生の身分でいたかったので却下。
・②ブログ、FXで稼ぐ
→FXは借金のリスクが高いこと、大量の金がないので断念。大学を辞める3か月前くらいにブログを始めるも、全然稼げずブログで稼ぐのは時間がかかると判断。現在も継続中。
・③放送大学に編入する→まだ学生でいれること、履修できる授業が自由に選択できること(心理学とか興味があった)に魅力を感じたので採用。
その他に休学する(留年)という選択肢もありましたが、休んでも現状は変わらない(実質休学中だったので)こと、大学を辞めることは既定路線だったのですぐに消えました。
②猶予期間が欲しかった
大学1年後期~2年前期は精神的にとにかく病んでいて、希望がなかったんです。なので、私は「自分のやりたいことにチャレンジしまくろう」と思いました。
そのためには、時間が必要。ということで放送大学に入学し、卒業までの4年という猶予期間を作ったのです。
放送大学は通信制大学なので、面接授業や単位認定試験を除けば毎日のように学校に通う必要もありません。
なので、ある程度自由時間ができるわけです。私は現在、その時間を利用して現在は塾講師のアルバイトをしたり、ブログを書いたりとやりたいことがすることができています。
放送大学で学習することは通勤のストレスや時間がカットされる、自分で勉強する時間が決められるので、縛られた生活が嫌な人にとってはオススメですね。
③大卒資格を取りたいから
放送大学の編入した理由としては①と②が主な理由ですが、「大卒資格を取りたい」という思いも少しありました。
就職するかもしれないので給料のことを考えて学歴を高卒で終わらせるのではなく、大卒資格を取ろうという下品な考えからきています。
「大学を中退したい」と話したときの親の反応
ここまで読んで多くの方が気づいたことかもしれませんが、私が大学を中退したのは身勝手な理由ばかりです。
特に勉強も大してしてないのに、頑張らずに授業をサボっていたのは当時を振り返っても最悪だと思います。
ですが、特に怒られたり殴られたりすることもなく、すんなりOKしてくれました。正直、こんなにあっさりと済むとは思っていませんでした。
「あなたのやりたいように自分で決めてやりなさい」と言われたときは本当にホッとしました。
親へ告白する時の緊張もそうですが、「もう大学へ通わなくて良いのだ」というストレスから解放されたのも大きかったです。
当時を振り返った時に、「大学に行くのが精神的に辛くなって通学する意味がなくなった」「大学を辞めた後は放送大学に進学したい」と素直に打ち明けたことが功を奏したのかなと思います。
放送大学に入学して変化した3つのこと
放送大学に入学して変わったことは、以下の3つ。
放送大学に入学して変わった3つのこと
①精神的に落ち着いた
②いろんなことに興味を持ち始めた
③目標ができた
下で詳しく解説していきます。
①精神的に落ち着いた
人に会わなくて勉強ができる。これが一番大きく、私の精神を変化させました。
毎日のように満員電車に乗って大学に行き授業するわけではないので、それだけでもだいぶストレスは減るわけです。
もちろん全く寂しさを感じないわけではありません。ときどきふっとした時に、「あ~、自分って一生孤独なのかな~」と不安を感じることもあります。
でも、大学で通っていたときのストレスよりははるかにマシ。
それに自由時間に外で自然を見ながら散歩したり、好きなアイスを食べたりすれば一発で気分転換になるので、ストレスを引きづらずに切り替えられるので、今の生活は気持ち的に楽です。
②いろんなことに興味を持ち始めた
今まで理工系しか勉強してこなかった私にとって、文系の科目を勉強することはとても新鮮でした。
私は放送大学に生活と福祉コースで入学しましたが、これまで憲法やがんについて興味をもち学習し、単位を修得。
今は、「心理学」について興味を持っています。(10月から勉強していく)
本来、心理学は心理と教育コースの科目なのですが、コース外でも自分の履修したい科目を履修できるのが放送大学の素晴らしいところ。
③目標ができた
「放送大学を4年で卒業するまでに独立する」という目標が出来ました。
4年という猶予が与えられましたが、決して長くありません。なので、正直独立できるか不安を感じてる部分もあります。
ですがとにかく自分で考えて勉強して、行動やチャレンジをしなければ何も始まりません。
よってタイムリミットを設定して、自分で動かなければならない状況を作り出しているわけです。
まとめ:自分の気持ちに素直になりなさいということ
今回は、当サイト管理人tatsumiが実際に大学を中退した話やその後の生活について解説しました。
自分で言うのもなんですが、わがままな理由で大学を中退したと感じています。(経済的に苦しかったわけでもないですし…)
でも大学に行くこと自体ストレスを感じていたので、やめて正解。大学中退したことには、ほとんど後悔はしていません。
大学が原因で、「精神的につらいな…」「大学に行きたくない」と感じたら思い切って大学の中退を考えてみてはどうでしょうか?
「いきなり大学を辞めるのはちょっと…」という方は、休学や大学の学生相談室に行ってカウンセリングを受けるのもありだと思います。
筆者も大学の学生相談室で、カウンセリングを受けました。その時の話については、以下の記事からご覧ください。
1年間大学をサボっていた僕が学生相談で中退を決意した2つの理由
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とにかく、「なぜ自分が大学に行きたくないのか、辞めたいのか?」自分の気持ちを聴いて下さい。
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。