
[st-kaiwa3]大学で単位互換制度があると聞いたけれど、実際どんな制度なのか詳しく知らない…。そもそも放送大学でも単位互換制度って、あるの?単位互換制度を活用するメリット・デメリットを知りたいです![/st-kaiwa3]
こういった疑問にお答えします。
本記事を書いている筆者について
この記事を書いているKikuchiは、令和元年10月に通っていた岩手大学理工学部を入学から1年半で中退し、放送大学へ編入しました。
現在は、生活と福祉コースに所属し学士修得を目指して勉強しながら、ブログを書いています。
今回は、放送大学の単位互換制度について詳しく解説していきます。
実際に私は通学制の大学に在籍しているときに、単位互換制度を使い放送大学で授業を受けたことがあります。
[st-kaiwa2 r]大学の外国語科目を放送大学「英語事始め」で履修。残念ながら試験に出席できず不合格でしたが、放送大学に入学するきっかけとなりました。[/st-kaiwa2]
単位互換制度は、基本的にどこの大学でもある制度なのですが、
・単位互換制度って、なんか大学で聞いたことがあるけど詳しくは知らない…
・放送大学でも、単位互換制度を利用することが出来るの?
・単位互換制度を使うメリット・デメリットって、何?
などなど、疑問を持っている方が多いのではないでしょうか?
本記事ではこういった疑問を中心に解説していきたいと思いますので、参考にしてみて下さい。
そもそも単位互換制度とは?

簡単に説明すると、「他大学で履修して修得した単位を、自分の在籍している大学の単位として認める」ということ。
単位互換制度について
①:単位互換制度の条件
②:放送大学には単位互換制度ってあるの?
下では詳しく解説していきます。
①:単位互換制度の条件
単位互換制度には、いくつかの条件や注意事項があります。
(1)大学同士で締結している必要がある
(2)単位数の条件がある
主に上記、2つですね。
まず(1)大学同士で締結している必要があるですが、自分が在籍している大学と他大学で単位互換制度の協定を結んでいなければなりません。
なので、協定を結んでいない他大学で科目を履修し単位を修得しても、自分の大学の単位としては認められないということ。
[st-kaiwa2 r]自分の大学がどこの大学と単位互換制度の協定を結んでいるのか、確認する必要があります。[/st-kaiwa2]
(2)単位数の条件があるは、法律でこのように定められています。
単位互換における単位の上限数:60単位
大学の卒業要件単位数は124単位と定められているので、「自分の在籍している大学で半分以上は単位を修得しなさい」ということです。
[st-kaiwa2 r]まあ他の大学で卒業要件の単位をほぼ修得したら、自分の在籍している大学は意味がないですからね。当然のことといえば、そうでしょう。[/st-kaiwa2]
ちなみに単位互換の上限が60単位となっていますが、大学によって上限数がこれより少なかったりと異なる場合があります。詳しくは、自分の在籍している大学の学生課窓口やホームページ、入学時に渡される手引きを確認しましょう。
②:放送大学には単位互換制度ってあるの?
結論から言うと、「イエス」です。放送大学のホームページにも、以下のように記載されています。
単位互換協定締結校で、所属大学等が認める場合は、放送大学で修得した単位をあなたの大学等の単位にすることが可能です。
[st-kaiwa2 r]全国各地の大学や大学院、高等専門学校まで幅広く締結していますね。[/st-kaiwa2]
ちなみにホームページからはあなたの在籍している学校が放送大学と協定を結んでいるか、以下のURLから確認することが可能です。
補足として平成27年度時点では、国立大学全体の83.0%が単位互換制度を実施しているそうです。(参考:文部科学省 単位互換の在り方について)
放送大学で単位互換制度を利用する2つのメリット

放送大学で単位互換制度を利用するメリットを紹介していきます。
放送大学と書きましたが、他大学で単位互換制度を利用する上でのメリット・デメリットどちらにも共通しているものです。
放送大学で単位互換制度を利用するメリット
その①:受けられる授業の選択肢が広がる
その②:好きな時間・場所で授業を受けられる
下で詳しく解説していきます。
その①:受けられる授業の選択肢が広がる
「自分の大学で行われる授業って、なんかイマイチだな~」や「心理学について勉強したいけど、うちの大学では開講されてない…」といった方は、
単位互換制度を利用して、他大学で授業を履修し単位を修得するのもオススメ。
[st-kaiwa2 r]放送大学では、日本を代表する大学の講師陣が教える質の高い授業と幅広い分野(生活や心理、社会、文化、情報、自然など)で学習することが出来ます。[/st-kaiwa2]
単位修得の条件で、大学によって履修する科目の指定がある場合があります。
その②:好きな時間・場所で授業を受けられる
これは、放送大学ならではの特徴です。
放送大学は、学習センターで直接教員から対面で授業を受ける面接授業を除けば、インターネットを使ってどこでも授業を受けられます。
[st-kaiwa2 r]放送授業やオンライン授業の科目は、インターネット環境さえあればどこでも好きな時間に勉強を進めることが出来るので、自分のライフスタイルに合わせて授業を受けられるのがうれしいポイント。[/st-kaiwa2]
ちなみに、放送授業はBSテレビやラジオでも視聴可能。なので「放送大学の授業って、どんな感じなのか気になる…」という方は、一度視聴してみることをオススメします。
放送大学で単位互換制度を利用する2つのデメリット

今度は、放送大学で単位互換制度を利用する2つのデメリットを紹介していきます。
放送大学で単位互換制度を利用するデメリット
その①:個人で勉強を進める形になる
その②:単位認定試験に合格する
下で詳しく解説していきます。
その①:個人で勉強を進める形になる
放送大学に限らず他大学での授業なので、基本的に個人で勉強を進める必要があります。周りは知らない人だらけで、授業を受けていくのです。
[st-kaiwa2 r]周りに知り合いがいるならば、ある程度楽しく気持ちも楽になるかもしれません。しかし、孤独な中で勉強を進めるのが苦手な人にとってはかなり苦痛でしょう。[/st-kaiwa2]
加えて、用事や体調不良で休んでしまうと授業内容が分からない(知り合いに聞けない)ことや、授業で分からないことは自分で調べる必要があります。
その②:単位認定試験に合格する
こちらはデメリットというか、大学で単位を修得するには避けて通れない道でしょう。ただ、授業科目によってレポート課題やディスカッションなどで評価が決まる場合もあります。
放送大学では単位認定試験に一定評価以上で合格しないと、単位が認定されません。「レポートを書いたら単位をくれる」などといった救済措置はないです。
[st-kaiwa2 r]「単位認定試験に合格できるか不安…」という方もいると思いますが、試験の過去問も掲載されていますし、授業で学んだことを復習していれば基本的に大丈夫。[/st-kaiwa2]
また例え不合格であっても、来学期に再試験を受けることが出来るので「2回チャンスがあるんだ」とポジティブに考えましょう!
放送大学で来学期に再試験を受けるには、通信指導問題に取り組み合格する必要があります。
まとめ:単位互換制度を利用して興味を広げよう

今回は、単位互換制度について解説していきました。
単位互換制度の特徴は、何と言っても自分の在籍している大学以外で授業を受けて単位を修得することが出来ること。
気分転換という言い方は間違えかもしれませんが、
今の大学の授業でマンネリ化を感じていたり、少しでも興味がある科目が他大学で開講しているならば制度を利用して授業を受けてみてはいかがでしょうか?
[st-kaiwa2 r]大学が変わるだけでも新鮮な気持ちにもなるでしょうし、自分の学びや興味を深めるきっかけになると思います。[/st-kaiwa2]
ぜひ本記事の内容を参考に、単位互換制度を利用してみて下さい。
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。