こういった疑問にお答えします。
本記事の内容
・放送大学の外国語科目について
・平均点で見る放送大学の難しい外国語科目
本記事を書いている筆者について
この記事を書いているKikuchiは、令和元年10月に通っていた岩手大学理工学部を入学から1年半で中退し、放送大学へ編入しました。
現在は、生活と福祉コースに所属し学士修得を目指して勉強しながら、ブログを書いています。
今回は、放送大学の外国語科目について解説していきたいと思います。
私は放送大学で「英語事始め」という科目をうけていたのですが、2020年第1学期単位認定試験で不合格になってしまいました。
これで2度目の不合格だったのでショックでしたがそこでふっと思ったのが、「放送大学の外国語科目って難しいのか?」という疑問。
小学校~大学まで英語を学習してきたから一番出来る外国語だと思ったけれど、もしかして他の外国語科目の方が簡単なのではないかという疑念が生まれました。
そこで、単位認定試験の平均点などで比べながら「放送大学で一番難しい外国語科目はどれか?」を検証してみました。
早速、解説しています。
放送大学の外国語科目について
放送大学で学習できる外国語の種類をまとめてみました。
放送大学で学習できる外国語一覧
①:英語(6科目)
②:ドイツ語(2科目)
③:フランス語(2科目)
④:中国語(2科目)
⑤:韓国語(2科目)
⑥:スペイン語、イタリア語(各1科目)
それぞれの科目について、下で詳しく解説していきます
①:英語(6科目)
英語に関する科目は、全部で6つ。1つの言語としては最多の科目数です。
科目名 | ざっくりとした内容 |
英語事始め | 英語の基礎を学ぶ |
耳から学ぶ英語 | 「聞く」ことを中心とした内容 |
英語で描いた日本 | 日本の文化を英語で表現する |
英語で読む大統領演説 | アメリカ大統領演説の英語表現を学習 |
教養で読む英語 | 「教養」という視点で英語を学ぶ |
看護・医療の英語 | 看護・医療の現場で必要な英語知識を学ぶ |
英語の基礎的な知識を学べる初心者向けの科目から、ある特定の分野に注目した科目の内容などとても幅広い中から選択することが出来ます。
「英語事始め」は基礎的な部分を学ぶため初心者向けになっていますが、2度不合格になっている私にとっては難しい科目だなという印象です。
ちなみに放送大学では、「英語科目を学ぶならば、最初に英語事始めを履修しておきましょう!」とオススメしています。
②:ドイツ語(2科目)
ドイツ語に関する科目は、2つあります。
(1)ドイツ語Ⅰ(初心者向け)
(2)ドイツ語Ⅱ(談話の基礎を学ぶ)
どちらもドイツ語の初歩的な部分を学ぶということが目的となっています。
テレビとラジオを使ってドイツ語の文法や読解、表現方法について詳しく学習していく形です。
初めてドイツ語科目を学ぶ人は、「ドイツ語Ⅰ」を履修することをオススメします。
③:フランス語(2科目)
フランス語に関する科目は、2つあります。
(1)フランス語Ⅰ(初心者向け)
(2)フランス語Ⅱ(Ⅰの応用バージョン)
Ⅰではフランス語の基礎を学ぶ、Ⅱではフランスの文化や歴史を含めながらより応用的な学習をしていきます。
初めてフランス語を学ぶ人は、「フランス語Ⅰ」の履修をオススメします。
④:中国語(2科目)
中国語に関する科目は、2つあります。
(1)中国語Ⅰ(初心者向け)
(2)中国語Ⅱ(Ⅰの応用バージョン)
会話文やエッセイを題材として、中国語の発音や文法などについて学習していきます。
初めて中国語を学ぶ人は、「中国語Ⅰ」の履修をオススメします。
⑤:韓国語(2科目)
韓国語に関する科目は、2つあります。
(1)韓国語Ⅰ(初心者向け)
(2)韓国語Ⅱ(Ⅰの応用バージョン)
韓国語の文字や発音、文末表現などを中心に学習していきます。Ⅱでは、会話文や少し難しい文を作れるように練習する形です。
初めて韓国語を学ぶ人は、「韓国語Ⅰ」の履修をオススメします。
⑥:スペイン語、イタリア語(各1科目)
スペイン語、イタリア語に関する科目は、それぞれ1科目ずつです。
(1)初歩のスペイン語
(2)初歩のイタリア語
初歩のスペイン語では、初心者向けにアルファベットから重要な文法と語彙を学びます。
初歩のイタリア語では、基礎的な文法をはじめイタリアの文化に触れながら学習を進める形です。
平均点で見る放送大学の難しい外国語科目
結論から言うと、「フランス語Ⅰ」で平均点が一番低く難しい科目でした。
今回は、2019年度第1・2学期単位認定試験の平均点を各科目別にまとめましたので下で詳しく見ていきましょう。
なお韓国語の科目については、2020年度に開設したため平均点の情報が公表されていませんでした。
ちなみに放送大学で行われた単位認定試験の平均点は、冊子やホームページの「授業科目案内」から確認することができます。
英語科目の平均点
英語科目の平均点は、以下の通りです。
科目名 | 2019年度第1・2学期単位認定試験の平均点 |
英語事始め | 70.4点 |
耳から学ぶ英語 | 73.65点 |
英語で描いた日本 | 71.5点 |
※英語で読む大統領演説は、2020年度に開設した新しい科目であるため点数はまだ公表されていませんでした。その他2科目はオンライン授業のため単位認定試験は実施されません。
個人的な感想としては、「意外と点数高いな~」と思います。(小並感)
ドイツ語科目の平均点
ドイツ語2科目の平均点は、以下の通りです。
科目名 | 2019年度第1・2学期単位認定試験の平均点 |
ドイツ語Ⅰ | 51.8点 |
ドイツ語Ⅱ | 57.8点 |
2科目ともに、単位認定される最低のC評価(60点)を下回っています。特に「ドイツ語Ⅰ」は、今回の外国語科目における平均点の中で2番目に低い点数です。
なのでこれからドイツ語の科目を履修しようと考えている方は、ある程度覚悟を持って挑むことをオススメします。
フランス語科目の平均点
フランス語2科目の平均点は、以下の通りです。
科目名 | 2019年度第1・2学期単位認定試験の平均点 |
フランス語Ⅰ | 51.6点 |
フランス語Ⅱ | 67.9点 |
はい、出ました。外国語科目の平均点が公表されている中では、「フランス語Ⅰ」が一番低い点数です。
ただそれ以上に驚いたのが、「フランス語Ⅱ」との点数格差。Ⅱの方が難易度的には難しいはずなのに、Ⅰより15点近くアップしています。
中国語科目の平均点
中国語2科目の平均点は、以下の通りです。
科目名 | 2019年度第1・2学期単位認定試験の平均点 |
中国語Ⅰ | 64.95点 |
中国語Ⅱ | 65.35点 |
英語科目と比べれば少し低いですが、どちらも60点以上の点数を超えている科目です。
漢字を扱うので意外と日本人には馴染みがあり、勉強しやすい科目なのが要因なのではないでしょうか?
スペイン語・イタリア語科目の平均点
スペイン語・イタリア語科目の平均点は、以下の通りです。
科目名 | 2019年度第1・2学期単位認定試験の平均点 |
初歩のスペイン語 | 70.35点 |
初歩のイタリア語 | 65.0点 |
どちらの科目も、点数としては結構高いという印象を持ちました。
特にスペイン語は、英語科目並みに平均点が高いです。英語科目が苦手な人とか試験に落ちまくっている人は、気分転換に履修してみてはいかがでしょうか?
まとめ:放送大学の英語科目は特別難しいわけではない
今回は、放送大学の外国語科目について解説していきました。
平均点で外国語科目を比較しましたが、英語科目が特別点数が低いというわけではありませんでした。むしろ、その他の科目の方が点数としては低かったです。
ただ人によって難しいと感じる基準は様々ですので、「点数が低い=難しい」と考えるのはまた違ったことなのかもしれません。
なのであまり点数にとらわれずにあくまでも参考として、興味がある外国語科目を履修することをオススメします。
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。